「ケアマネジャーになれば給料が上がる」
私が介護職として働いていた頃、ケアマネジャーは介護職員よりも上位の専門職というイメージがありました。
- デスクワーク中心
- 土日休みの職場が多い
- 給料も高い
そんな印象を持っていた方も多いのではないでしょうか。
私自身もそのイメージを持ってケアマネ試験を受け、合格後すぐにケアマネジャーとして働き始めました。
しかし、実際に働いてみると、思っていたのとは少し違いました。
今回は、主任ケアマネジャーとして長年働いてきた私が、「ケアマネの給料は本当に高いのか?」というテーマについて、現場で感じていることを率直にお伝えします。
ケアマネになっても給料は少ししか上がらなかった
私の場合、同じ法人の中で介護職からケアマネジャーへ異動しました。
確かに資格手当はつきましたが、給料が劇的に増えたわけではありません。
正直なところ、
- 責任は大きく増える
- 覚えることは多い
- 書類作成や調整業務が増える
にもかかわらず、給与は「少し上がったかな」という程度でした。
当時は、「こんなに大変なのに、これだけ?」と感じたのを覚えています。
ここ数年で介護職の給料は大きく上がっている
最近、状況はさらに変わってきています。
一番大きな要因は、処遇改善加算です。
介護職員の給与は年々改善されており、年収400万円を超える方も珍しくなくなってきました。
夜勤を含めて働いている方の中には、ケアマネジャーより高い年収を得ているケースもあります。
つまり、
「ケアマネの方が必ず給料が高い」とは言えない時代になっている
ということです。
令和8年6月からケアマネにも処遇改善が新設
ここは明るいニュースです。
令和8年6月から、居宅介護支援事業所のケアマネジャーにも処遇改善加算が新設されます。
現場で働く立場としては、
「ようやくケアマネにも処遇改善が来たか」
というのが正直な感想です。
ただし、これだけで生活が大きく変わるほどの増額になるとは限りません。
職場によって配分方法も異なるため、実際の支給額には差が出ると考えられます。
詳しい内容については、こちらの記事でまとめています。
⇒処遇改善加算の詳細はこちら
ケアマネの年収は職場によって大きく異なる
ケアマネジャーの年収は、勤務先によってかなり差があります。
例えば、
- 年収300万円台前半の職場
- 年収400万円を超える職場
- 主任ケアマネで500万円近くになる職場
など、条件はさまざまです。
同じ資格を持っていても、ここまで差が出るのが現実です。
そのため、「ケアマネ=高収入」と一括りにすることはできません。
これからケアマネを目指す方へ伝えたいこと
私が一番伝えたいのは、
一つの職場だけを見て判断しないこと
です。
同じ地域でも、
- 給料
- 年間休日
- 福利厚生
- 人間関係
- 働きやすさ
には大きな差があります。
土日祝休みの職場もあれば、休日数が少ない職場もあります。
給与だけでなく、「自分が長く働き続けられるか」という視点で選ぶことが大切です。
見落としがちなポイントは「退職金」
意外と重要なのが退職金制度です。
同じように働いていても、
- 退職金制度がしっかりしている法人
- 退職金がほとんどない法人
では、最終的に数百万円単位の差が出ることもあります。
目先の給与だけではなく、
- 昇給
- 退職金
- 年間休日
- 福利厚生
まで含めて確認しておくことをおすすめします。
ケアマネは収入よりも「働き方」を重視する職種かもしれない
ケアマネジャーの仕事は、利用者さんやご家族の生活を支える重要な専門職です。
責任は重いですが、その分やりがいもあります。
一方で、収入面だけを見ると、
「思っていたほど高くない」
と感じる方も少なくありません。
そのため、ケアマネを目指す際には、
- 収入
- 休日
- 働きやすさ
- 将来性
を総合的に考えることが大切です。
まとめ
ケアマネジャーはやりがいのある仕事です。
しかし、収入面だけを見ると、昔の「ケアマネになれば給料が大きく上がる」というイメージとは少し違ってきています。
- 介護職の給与改善
- ケアマネの給与格差
- 退職金制度の違い
- 働き方の差
これらを踏まえると、最も重要なのは職場選びです。
令和8年6月から処遇改善加算が始まるとはいえ、それだけに期待するのではなく、自分が納得できる職場を選ぶことが将来の満足度につながると感じています。
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