こんにちは、主任ケアマネのMamoruです。
介護の仕事は忙しく、夜勤や不規則なシフトもあって大変ですよね。 「手取りがあまり多くないから、貯金なんてできないよ…」 「将来は不安だけど、何から手をつけていいか分からない」
そう感じている介護職の方は、私だけではないはずです。 多くの人が「給料から生活費を使って、余ったら貯金しよう」と考えますが、残念ながら、この方法ではお金は貯まりません。
私が実践したのは、その逆。 「先に貯蓄(投資)して、残ったお金で生活する」 という、「先取り貯蓄」の仕組みづくりです。
「そんな余裕ないよ!」と思いますか? 大丈夫です。介護職の手取りでも実現可能です。
今回は、私が浪費家から資産形成をスタートできた「先取り貯蓄」の仕組み、その最強のツールこそが「(旧)つみたてNISA」だったという実体験をお話しします。
私が資産形成を本気で考えた「きっかけ」
私が投資を始めたのは2020年1月から。 しかし、それまでの私は「貯金」や「投資」とは無縁の浪費家でした。
(過去の記事『介護職でも資産形成はできる!!浪費癖と借金を乗り越えて、6年間で1,000万円以上の資産を築いた体験談』でも書きましたが…)
転機になったのは、2019年頃のことです。 ある決意から、長年続けていたタバコとパチンコ・パチスロをきっぱりと止めたのです。
すると、どうでしょう。 当たり前ですが、浪費が減ったことで、銀行の通帳残高が目に見えて増え始めました。
これまでは給料日前にカツカツだったのが、数万円、十数万円と余るようになってきたのです。
お金に余裕ができると、不思議と「お金の将来」について考えるようになります。
当時、世間を騒がせていた「老後2000万円問題」。
私も介護の現場で多くの方の「老後」を見ているからこそ、この問題が他人事ではなく、自分自身の問題として重くのしかかってきました。
「通帳にお金は増え始めた。でも、このまま銀行に置いているだけで、本当に2000万円も準備できるのか?」
この漠然とした不安が、私を「投資の勉強」へと向かわせる、大きなきっかけとなりました。
「つみたてNISA」こそ最強の先取り貯蓄システムだった理由
「投資」といっても、何から始めればいいのか。 まずはネットやブログを読み漁りました。そこで出会ったのが「つみたてNISA」です。
私が探し求めていた「先取り貯蓄」の仕組みとして、これほど最適な制度はありませんでした。
理由①:強制的に「ないもの」として扱える
「先取り貯蓄」の鉄則は、給料が入金されたら、使う前に一定額を別の場所(貯蓄用口座など)に移してしまうことです。 つまり、「最初からなかったお金」として扱うことで、残った金額の範囲で生活するクセをつけるわけです。
当時の「つみたてNISA」の非課税枠は、年間40万円。 1ヶ月あたりに直すと、月33,333円です。
この「月3万3千円」という金額が、当時の私にとって「無理なく、しかし真剣に取り組める」絶妙なラインでした。
タバコとギャンブルに消えていたお金を、そのまま未来の自分への「先取り投資」に回す。 これぞまさしく、私が求めていた「仕組み」でした。
理由②:楽天カード決済による「楽天ポイントバック」
勉強する中で、さらにお得な情報を見つけます。
当時、私は楽天市場をよく利用していた「楽天ユーザー」でしたが、楽天証券でNISA積立を楽天カード決済すると、積立額の1%の楽天ポイントがもらえることを知りました。
月33,333円を積み立てると、毎月333ポイントが自動的にもらえる。 年間で約4,000ポイントです。
銀行預金の金利が0.001%という時代に、投資を始めるだけで「ノーリスクで1%の利益が確定する」ようなものです。 「どうせやるなら、一番お得な方法でやりたい」 私が楽天証券を選んだのは、ごく自然な流れでした。
証券口座:楽天証券 [ 楽天証券の口座開設はこちら(公式サイト) ]
クレジットカード:楽天カード [ 楽天カードの申し込みはこちら(公式サイト) ]
(※注:ポイント還元率やサービス内容は当時の条件で、現在は変更されています。必ずご自身で最新の情報を確認してくださいね!)
理由③:シンプルな投資先
NISAには当時、年間120万円まで投資でき個別株も買える「一般NISA(5年間)」と、年間40万円で国が厳選した投資信託しか買えない「つみたてNISA(20年間)」がありました。
レバレッジ取引で失敗した経験から(笑)、個別株で一喜一憂する投資は自分に向いていないと痛感していました。 その点、「つみたてNISA」は、金融庁のお墨付きがある、長期・積立・分散に適した商品ラインナップです。
私は迷わず「つみたてNISA」を選び、投資先も「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」1本に絞りました。 勉強すればするほど、世界経済の中心である米国に、ほったらかしで投資できるこの商品が、自分にとっての最適解だと確信したからです。
最初の壁。投資は「怖い」という妻の説得
こうして私の投資プランは固まりました。 しかし、私には乗り越えるべき、最後の、そして最大の壁がありました。
「投資を行うために、妻から合意を貰うための説得」です。

Mamoru
来年(2020年)から、つみたてNISAを始めたい。
夫婦2人分、年間80万円を投資に回したいんだけど

妻
投資?……怖い。
貯金が減ったらどうするの?
本当に将来はお金は増えるの?
ごく当然の反応でした。 それまで我が家のお金に関する「投資」といえば、子供の学資保険くらいなもの。
元本が保証されていて、満期になれば戻ってくる。それが夫婦で考える「堅実なお金の管理」でした。
そこにいきなり「年間80万円を投資したい」と言い出したのですから、不安に思うのも無理はありません。
私は、これまで勉強してきたことを必死に説明しました。
なぜ老後2000万円が必要なのか。 なぜ銀行預金だけではインフレに負けてしまうのか。
なぜNISAという国の制度が有利なのか。
話し合いの末、最終的に妻の背中を押したのは、私の「将来に対する本気度」だったようです。 こうして、我が家は2020年1月から、夫婦2人分の「つみたてNISA」という名の「先取り貯蓄システム」をスタートさせることができました。
そして開始直後、コロナショックという「試練」
「さあ、今日から我が家の資産形成がスタートだ!」 期待に胸を膨らませ、積立設定を終えて迎えた2020年1月。
しかし、市場はそんな私をあざ笑うかのように、いきなりダウ平均株価が下がり始めました。
そして、追い打ちをかけるように、世界を「新型コロナウイルス(コロナショック)」が襲ったのです。
ニュースでは連日「株価大暴落」の文字が踊り、世界中のマーケットが真っ赤に染まりました。
私の積立は、文字通り「始めた瞬間から下がり始めた」のです。
「なんて最悪のタイミングで始めてしまったんだ…」 投資への決意を固めたばかりの私に、いきなり最大の試練が訪れたのでした。
まとめ:仕組みを作れば、暴落も怖くない
そして大事なのは、「余ったら貯金」ではなく、「先取り貯蓄」という仕組みを作ってしまうことです。
「介護職の手取りだから貯金できない」というのは、思い込みかもしれません。
タバコ代、ギャンブル代、コンビニの無駄遣い…。
浪費家だった私は、まずそこを見直すことで、月3万円という投資資金を捻出できました。 特にタバコを止めたことでコンビニに行く回数が減り、コーヒーなどの「ついで買い」をしなくなったことも大きな要因です。
私にとって、それは「楽天証券」で「楽天カード」を使って「S&P500」を「月33,333円」自動で積み立てる、という「つみたてNISA」の仕組みそのものでした。
積み立て開始直後にコロナショックという大暴落に見舞われましたが、この「仕組み」を作っていたからこそ、私はパニックにならずに積立を継続できました。 (その結果どうなったかは、また別の記事でお話ししますね)
介護の仕事で忙しい私たちだからこそ、日々の値動きに一喜一憂しない「ほったらかし」の仕組みが最強の味方になります。 まずはNISA口座を開設し、あなただけの「先取り貯蓄システム」を、月5,000円からでも作ってみませんか?
介護の仕事で忙しい私たちだからこそ、日々の値動きに一喜憂しない「ほったらかし」の仕組みが最強の味方になります。
【朗報】さらに強力な「新NISA」がスタートしました
ここまで読んでくださり、ありがとうございます。
この記事で紹介したのは、私が2020年に始めた「(旧)つみたてNISA」の実体験です。
しかし、朗報があります。 2024年1月から、この旧NISAのメリット(非課税など)はそのままに、さらに強力に進化した「新NISA」がスタートしました。
<新NISAの「ここが凄い!」>
- 旧NISAの非課税期間(20年)が → 「無期限」に!
- 年間の投資枠が(最大120万円)→ 「最大360万円」に大幅アップ!
- 2つの枠(つみたて投資枠・成長投資枠)が併用可能に!
つまり、私が始めた2020年当時よりも、遥かに有利な条件で、将来のお金の不安に備えられる環境が整ったということです。
私が実践した「先取り貯蓄の仕組み」を作る上で、これほど強力な制度はありません。
「老後2000万円問題」が不安なら、まずはこの最強の「新NISA」制度を活用することから始めてみませんか?
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