こんにちは、主任ケアマネのまもるです。
この記事は、特定の人に向けて書いたものではありません。
介護職員や看護職員の仲間たち。
毎日戦うサラリーマンの方。
ご自身の力で道を切り開く自営業の方。
これから資産形成を始める20代・30代。
そして、子育てや「老後」が現実的な課題となる40代、50代、60代以上のすべての人たちに贈る、「お金の真実」についての記事です。
先に、この記事の結論を申し上げます。
「銀行に貯金だけしている」
もし、あなたがこの状態なら、それはインフレによって、あなたの大切な資産(お金)の価値が、単純に「目減りし続けている」のと同じ状態です。
そして、その最強の解決策が、国が用意してくれた非課税制度「NISA」を活用した「株式投資」です。
「投資は怖い」「ギャンブルだ」
そう思うあなたの気持ちは、痛いほどわかります。なぜなら、私自身が過去にFXや個別株で300万円という大金を失った経験があるからです。
しかし、その私が、なぜ今「株式投資こそが最強だ」と断言するのか。
この記事では、「なぜ貯金が危険なのか」という理由から、NISAで「実際にいくら増えるのか」という生々しいシミュレーション、そして「投資の恐怖」を乗り越えるための、私の実体験から得た「たった一つ」の心構えまで、すべてを書き記します。
(※この記事は約10分で読めますが、あなたの「20年後の未来」を変える可能性があります。)
第1章:幻想の「金利0.5%」と、インフレという「確実な敗北」
2025年11月現在、日銀が利上げに踏み切り、「金利がある世界」が戻ってきました。
普通預金で0.2%、ネット銀行では10年定期で0.5%以上もの金利がつくようになりました。
これまで普通預金「0.002%」という、あって無いような金利でしたが、比較すると素晴らしい変化を感じるかもしれません。
しかし、これこそが「落とし穴」です。
私たちは「金利」という小さな利益に目を奪われ、「インフレ」という巨大な損失から目をそらされています。
インフレ=「お金の価値が目減りすること」
「インフレ」とは、モノの値段が上がり続けること。
すなわち、「お金の価値(購買力)が下がり続ける」ことです。
政府と日銀は、「年率2%」の安定したインフレを目標に掲げています。
しかし現実には、電気代、ガソリン代、スーパーの食品など、肌感覚では「年率3%」以上の値上がりを感じている方も多いのではないでしょうか。
ここで、非常に重要な「お金の現実」について、計算をしてみましょう。
仮に、あなたが1年間頑張って100万円を貯金したとします。
- A:最強の「10年定期預金」に入れた場合(年利0.5%)1年後、100万円は 100万5,000円 になります。(税引前)5,000円も増えました。
- B:その頃、「物価」はどうなったでしょう?(インフレ率が年3%だった場合)去年まで100万円で買えていたモノ(例えば、「程度の良い、100万円の中古車」)が、1年後には 103万円 を出さないと買えなくなっています。
お気づきでしょうか。
あなたは銀行預金で5,000円増やしたのに、世の中のモノは30,000円も値上がりし、結果としてあなたは「2万5,000円分の購買力(モノを買う力)」を失っているのです。
インフレ率(3%) - 銀行金利(0.5%) = マイナス 2.5%
これが、金利よりインフレ率が高い世界での「貯金の実質的な敗北」です。
「安全」だと信じていた銀行預金が、「年率-2.5%で確実に損をしている」のと同じ状態なのです。
【介護・看護職の皆さんへ】なぜ、私たちの職業は特にインフレが危険なのか
このインフレは、すべての人にとって脅威です。
しかし、私たち介護職員や看護職員にとっては、他の職業の方々よりも「恐ろしい」現実を意味します。
民間の企業であれば、物価が上がれば(インフレになれば)、その分を「商品やサービスの価格」に転嫁し、売上が上がり、社員の給料(ベースアップ)に反映される…という流れが(理想的には)期待できます。
では、私たちの給料はどう決まっているでしょうか?
そうです。私たちの給料の源泉は、国が定める「介護報酬」や「診療報酬」です。
これが意味することは、「国が報酬改定で給料を上げる」と決めない限り、私たちがどれだけ現場で頑張っても、給料は上がりにくいということです。
ここに、インフレ時代の「危機」があります。
世の中のモノの値段(物価)だけが上がり続けるのに、私たちの給料は(報酬改定がなければ)上がらない。
「支出は増え続けるのに、収入は増えない」
これが、私たち保険制度のもとで働く専門職が直面する、最大の危機です。
そしてこれは、「年金」で生活する老後も全く同じです。物価が3%上がったからといって、来年の年金支給額が自動的に3%増える保証はどこにもありません。
インフレの中、今と同等(か、それ以下)の年金額しかもらえないという、とても怖い状態が現実になろうとしています。
第2章:なぜ「株式投資」がインフレ最強の解決策なのか
では、インフレでお金の価値が下がり続けるなら、私たちはどうすればいいのでしょうか。
答えはシンプルです。「お金(現金)」で資産を持つのではなく、「価値が上がるモノ(資産)」で持てばいいのです。
「価値が上がるモノ」の代表格は、「金(ゴールド)」や「不動産」と言われてきました。
しかし、「金」は利息や配当を生みません。不動産は、私たちには流動性や管理の面でハードルが高いです。
そこで、私たちにとって最強の解決策が「株式投資」です。
なぜか。
「株式」とは、「会社の一部を所有する権利」だからです。
インフレでモノの値段が上がると、会社はどうするでしょうか?
当然、商品やサービスの値段を上げます。優秀な会社であれば、コスト上昇分以上に値上げをし、「利益」を増やし続けます。
会社の利益が増えれば、その会社の価値、すなわち「株価」も上がっていきます。
つまり、株式投資とは、インフレを利用して成長する「企業」というエンジンに、自分のお金を乗せる行為なのです。
インフレで現金の価値が「下がる」一方で、株の価値は「上がる」力を持つ。
だからこそ、株式投資はインフレに対する最強の「防衛策」であり、同時に資産を増やす「攻撃策」にもなるのです。
そして、その株式投資を、国が「税金ゼロでやっていいよ」と用意してくれた最強の船が「NISA(ニーサ)」なのです。
(※NISA口座の基本的な仕組みについては、過去のブログをご覧ください。)
第3章:【世代別】NISAとの向き合い方
この記事は全世代向けですが、世代によってNISAの「活用法」は異なります。
20代・30代:「時間」を武器に、未来を大きく変える
20年以上の「時間」を味方につけられるのが、最大の武器です。
この記事で紹介するシミュレーショングラフが示す「複利の力」を、最も大きく享受できる世代です。
「第4章」のグラフを、ぜひ自分の未来としてご覧ください。
40代・50代:老後への「ラストスパート」と「お守り」
私たち40代・50代は、子どもの教育費、住宅ローンという「待ったなし」の大きな支出と向き合う世代です。
インフレで支出が膨らむ中、給料の上昇が追いつかなければ、老後のための貯金を取り崩すことにもなりかねません。
NISAでの資産形成は、この「支出の崖」を乗り越え、老後資金を確保するための「最後にして最強の砦」です。
60代以上:「増やす」ためではなく「守る」ための最強防衛策
「もう60代だから、20年の積立なんて関係ない」
そう思っていませんか? それは大きな誤解です。
60代以上の方にとって、NISAは「増やす」ためではなく、「インフレから資産と年金を守る」ための、現役世代以上に重要な「最強の防衛策」です。
第1章で説明した通り、インフレは「現金(貯金)の価値」を目減りさせます。
年金(と貯金)で生活する世代にとって、これは「生活の質」に直結する死活問題です。
20年の積立グラフは、あなたのお子さんやお孫さんの世代の話かもしれません。
しかし、あなたが今お持ちの「退職金」や「貯金」を、インフレに負けない「株式(S&P500や全世界株式)」という“資産”の形でNISA口座(成長投資枠)に入れておくだけで、インフレ(物価上昇)と共に資産価値も成長し、あなたの「お金の寿命」を確実に延ばしてくれるのです。
第4章:NISAで何を買う? 投資初心者のための「代表的な4つの選択肢」
NISA口座を開設したら、次に「何を買うか」を決めねばなりません。
初心者はまず「投資信託」という、プロが選んだ「企業の詰め合わせパック」から始めるのが王道です。
ここでは、NISAで特に人気があり、特徴が異なる4つの「投資先(指数)」を、分かりやすく解説します。
① 全世界株式(オルカン):世界全体に賭ける「王道」
- 特徴: その名の通り、世界中の主要な会社(日本、アメリカ、ヨーロッパ、新興国など約3000社)に「全部乗せ」で投資するパックです。
- 強み: 究極の分散投資。世界経済全体が成長する限り、自分の資産も増えていくという、最もシンプルで王道な戦略です。「迷ったらコレ」と言われます。
② S&P 500:最強の国に賭ける「エース」
- 特徴: 「アメリカ」の優良企業トップ500社に絞ったパックです。アップル、マイクロソフト、Amazonなど、世界を代表する企業がズラリと並びます。
- 強み: 「全世界株式」よりも「アメリカ」に集中することで、過去数十年にわたり、より高いリターンを叩き出してきました。
③ NASDAQ 100:技術革新に賭ける「スペシャリスト」
- 特徴: S&P500より、さらに「アメリカのIT・ハイテク企業100社」に厳選したパックです。技術革新の最先端を走る企業が集まります。
- 強み: 高い成長性(リターン)が魅力です。その分、値動き(リスク)が非常に激しいのが特徴です。
④ FANG+:選ばれし10社に賭ける「ハイローラー」
- 特徴: 選ばれし米国の超巨大IT企業、わずか10社程度に「超・集中投資」するパックです。(Meta, Amazon, Netflix, Google, Apple, Microsoft, NVIDIAなど)
- 強み: 究極のハイリターンを狙います。
- 弱み: 究極のハイリスクでもあります。たった10社に依存するため、投資に慣れた上級者向けの選択肢です。
私が「アメリカ経済」に重きを置く理由
ここで、私の個人的な投資方針をお話しします。
私は、上記の中でも特に「S&P 500」や「NASDAQ 100」といった、アメリカ経済の強さに重きを置いた投資をコアにしています。
なぜなら、私たちの身の回りにあるものを見渡してみてください。
あなたが今このブログを読んでいるパソコンやスマホ(Windows, Mac, iPhone, Android)。
日常的に使う検索エンジンや動画サイト(Google, YouTube)。
ネット通販(Amazon)、SNS(Instagram, X, Facebook)。
支払いに使うクレジットカード(VISA, Mastercard)。
最近話題のAI(NVIDIA, OpenAI)。
これらは全て、アメリカの企業が生み出し、世界を席巻しているサービスです。
私が若い頃から、その力は変わるどころか、ますます強くなっています。
イノベーションが生まれ続ける土壌があり、世界中から優秀な人材と莫大なお金が集まり、人口も先進国では珍しく増え続けています。この「成長の好循環」が、アメリカの圧倒的な強さの源泉です。
もちろん、未来は誰にも分かりません。「アメリカ一択は不安だ」という方もいらっしゃるでしょう。
そんな方は、先ほどの「全世界株式(オルカン)」を選べば間違いありません。
「全世界株式」といっても、その中身の約6割はアメリカ企業が占めています。そのため、米国の成長をしっかり取り込みつつ、他の国が急成長した場合の恩恵も受けられる、非常にバランスの取れた素晴らしい選択肢です。
第5章:【証拠】NISA積立シミュレーション(月3・5・10万円)
理屈は分かりました。
では、そのNISA口座で投資信託を購入した場合、実際にどれほど資産が増加するのか、具体的に見てみましょう。
介護職、サラリーマン、自営業の私たちが、将来のために毎月コツコツと積み立てた場合。
「銀行預金」と「NISA投資」で、将来どれだけの差が生まれるのか。
今回、その違いが一目でわかるグラフを作成しました。
これは「全世界株式(オルカン)」や「S&P500」に投資した場合を想定した、信頼性の高いシミュレーションです。
- 保守的(年率5%): 過去の実績から見て、かなり控えめに見積もったライン。
- 標準的(年率10%): S&P500の過去数十年の平均リターンに近い、現実的な目標ライン。
- 楽観的(年率15%): S&P500や全世界株式が、特に好調な20年を維持した場合のライン。
【シミュレーション①】毎月3万円を20年間積み立てた場合
まずは、無理なく始められる「月3万円」からです。
投資元本は、3万円 ×12ヶ月 ×20年 = 720万円 です。

グラフの通り、20年後の結果は…
- 元本: 720万円
- 保守的 (5%): 約 1,238万円
- 標準的 (10%): 約 2,297万円
- 楽観的 (15%): 約 4,547万円
月3万円の積立でも、インデックス投資の「複利」の力を借りれば、標準的なリターンでも「老後2000万円問題」が解決できてしまうほどの可能性を秘めていることが分かります。
【シミュレーション②】毎月5万円を20年間積み立てた場合
次に、もう少し頑張って「月5万円」のケースです。
元本は、5万円 ×12ヶ月 ×20年 = 1,200万円 です。

20年後の結果は…
- 元本: 1,200万円
- 保守的 (5%): 約 2,063万円
- 標準的 (10%): 約 3,828万円
- 楽観的 (15%): 約 7,579万円
元本が大きくなるほど、「複利」の効果は絶大になります。「標準的」な運用でも、元本の3倍以上の資産が築ける可能性がある。これが投資の力です。
【シミュレーション③】毎月10万円を20年間積み立てた場合
最後に、NISAの新制度(つみたて投資枠)の上限に近い「月10万円」のケースです。
元本は、10万円 × 12ヶ月 × 20年 = 2,400万円 です。

20年後の結果は…
- 元本: 2,400万円
- 保守的 (5%): 約 4,127万円
- 標準的 (10%): 約 7,656万円
- 楽観的 (15%): 約 1億5,159万円
月10万円を貯金し続けても、20年で2400万円です。
しかし、NISAで投資に回せば、「標準的」なリターンでも7600万円以上、「楽観的」シナリオなら「億」を超える資産形成も、夢物語ではないことがお分かりいただけると思います。
第6章:「夢」の先にある、投資の「現実」という名の試練
さて、ここまでのグラフを見て、どう思われましたか?
「すごい!」「自分もやってみたい!」と、夢が膨らんだかもしれません。
しかし、私はここで、介護職の先輩として、そして投資の「痛い」経験を先にしてきた者として、極めて重要な「現実」をお伝えしなければなりません。
過去の統計により作成も、今後同じようなグラフになるとは限りません。
これらのグラフは、あくまで過去の実績に基づいた「平均リターン」で計算したものです。現実の株価は、こんなに綺麗な右肩上がりではありません。
現実の相場は、暴れ馬です。
ITバブルが弾けた時には暴落し、リーマンショックの時には、世界中の投資家の資産が1年で30%〜50%も吹き飛びました。
あなたのNISA口座の資産が、1000万円あったはずなのに、半年後には500万円になっている。
そんな地獄のような事態が、投資をしている限り「必ず、いつか、起こります」。
その時、あなたはどうしますか?
怖くなって、二度とこんな思いはしたくないと、残った500万円を引き出して(損切りして)投資の世界から退場しますか?
もし、そうしてしまうなら、投資は最初からやらない方がよいかも。
もし暴落が長引いた時に、それに耐えることができるかが、この投資方法の最大のカギとなります。
私が300万円の損失から学んだ「断固たる決意」
ここで、私の恥ずかしい過去をお話しします。
なぜ私が、これほど「暴落」についてしつこく言うのか。
それは、私はすでに個別株やFXで、合計300万円の損失を出しているからです。
その300万円は、介護の現場で必死に働いて稼いだ、血と汗の結晶でした。
個別株で「一発逆転」を狙い、FXで「レバレッジ」という名の欲望に手を出し、見事に市場に刈り取られました。
そのお金が消えた時の絶望感、自分への怒り、将来への不安は、今でもはっきりと覚えています。
しかし、この痛すぎる経験が、皮肉にも今の「NISA積立投資」における私の最大の強みとなっています。
毎日、NISA口座の評価額が大きな増減(1日に数万円〜数十万円動くこともあります)があっても、私にとっては「スマホ画面の数字が変化している」という感覚でしかありません。
一度「300万円を失う」という実弾の痛みを経験しているからこそ、評価額が10%や20%下がったところで、「ああ、またか」「むしろ、買い増しのチャンスだな」としか思わないのです。
しかし、初めて投資をする方が、いきなり自分の資産が30%減る恐怖に直面したらどうでしょうか。
おそらく、普通の精神状態ではいられません。夜も眠れず、仕事も手につかず、家族にも当たり散らしてしまうかもしれません。
だからこそ、投資を始める前に「覚悟」が必要です。
グラフのような美しい未来を手に入れるためには、地獄のような暴落の期間を、ただひたすらに耐え抜き、積立を「停止しない」「売却しない」「むしろ買い増す」という、「断固たる決意」が必要なのです。
暴落は「恐怖」ではなく「バーゲンセール」
「そんな怖い思いをしてまで、なぜ投資を?」
そう思われるでしょう。
そんな時にはやはり、積立投資の「強さ」が発揮されるからです。
NISAで毎月3万円を積み立てているとします。(※投資信託の価格を「1万口=1万円」と仮定します)
- 平時: 基準価額1万円の時 → 3万円で「3万口(くち)」しか買えません。
- 暴落時: 基準価額5千円に暴落! → 同じ3万円で「6万口(くち)」も買えます。
暴落は、長年積立を続けてきた人にとっては「資産の目減り」という恐怖ですが、これから積み立てていく私たちにとっては、「安くなった時に、大量の口数(くちすう)を購入できる」という、絶好の「バーゲンセール」なのです。
この「安い時に大量に仕入れた口数」が、景気が回復した時に、あなたの資産を爆発的に増やす原動力となります。
暴落を「恐怖」と捉えて売ってしまう人(損する人)と、暴落を「チャンス」と捉えて買い続ける人(将来大きく勝つ人)。
あなたは、どちらになりたいですか?
第7章:【おまけ】S&P500では満足できない方へ (NASDAQ/FANG+)
最後に、S&P500のリターン(標準10%)では満足できない、という方のために、もう一つのグラフをお見せします。
これは「NASDAQ100」や「FANG+」といった、アメリカのハイテク企業に集中投資した場合のシミュレーションです。

【※最重要※】
このグラフは、先のグラフとは「年率」の前提が全く違います。
凡例の通り、これは年率15%(保守的)、年率17%(標準的)、年率20%(楽観的)という、S&P500を遥かに超えるリターンを想定したシミュレーションです。
月10万円の積立が、20年後に1億5千万円(保守的)、2億円(標準的)、3億1千万円(楽観的)に達する可能性を秘めています。
ただし、何度も言いますが、リターンが高いということは、リスク(値動き)はS&P500の比ではありません。
ITバブル崩壊時には、NASDAQは80%以上も暴落しました。あなたの資産が「5分の1」になる可能性もある世界です。
まさに天国と地獄です。このグラフの未来を目指すのであれば、第6章でお話しした「断固たる決意」が、人一倍必要になることだけは、肝に銘じておいてください。
第8章:結論:未来のグラフは、あなたの「決意」が描く
今回お見せしたグラフは、単なるシミュレーションですが、「貯金」と「投資」の間にどれほど残酷な差が生まれるか、その証拠としては十分すぎるものだったと思います。
私たちは、介護という仕事柄、多くの人生の「最期」に立ち会います。
その中で、「お金」が、老後の「尊厳」や「選択肢」にどれほど直結しているか、痛いほど理解しているはずです。
インフレで目減りする「貯金」だけを信じ続けるのか。
暴落という試練を受け入れ、「複利」の力で資産を育てる「投資」を選ぶのか。
未来のグラフを描くのは、NISA口座でも、S&P500でもありません。
「暴落が来ても、私は絶対に売らない」という、あなたの「断固たる決意」です。
その決意が固まったなら、一緒に「お金に働いてもらう」第一歩を踏み出しましょう。
この記事が、介護職、看護職、サラリーマン、自営業、20代から60代以上まで…世代や職業を超えたすべての人の、「未来」を変えるキッカケになれば、これほど嬉しいことはありません。
【免責事項】
当ブログは情報提供を目的としたものであり、特定の金融商品の売買を推奨・勧誘するものではありません。
投資に関する最終決定は、ご自身の判断と責任において行ってください。
当ブログの情報に基づいて生じたいかなる損失についても、一切の責任を負いかねますのでご了承ください。
