【自分を苦しめない】
ケアプラン作成術
第1表〜第7表を「一本の線」でつなぐ実務ガイド
「書類作成に追われ、利用者さんと向き合う時間が削られていく…」
ケアプラン(居宅サービス計画書)は全7表からなる複雑な書類ですが、これを「単なる埋めるべき空欄」と捉えると、作成すること自体が目的化してしまいがちです。
しかし、これを「利用者の人生をプロデュースする映画の脚本」と捉えると、驚くほど全体像が見え、本来の支援業務に活かせるようになります。
🎬 ケアプラン作成
インフォグラフィック
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脚本を書く
計画の策定・設計
第1表・第2表
利用者の意向を「あらすじ」にし、それを実現する「具体的な目標とサービス」を描きます。
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撮影と編集
実行・共有・記録
第3表・第4表・第5表
チームで現場を動かします。週間スケジュール、会議、日々のモニタリングです。
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興行収入管理
管理・請求
第6表・第7表
素晴らしい映画も予算オーバーでは公開不可。予定サービスを単位換算し給付管理します。
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実地指導も怖くない!「作業」を「戦略」に変える思考法
多くの新人ケアマネジャーが陥るのが「プランのバラバラ事件」です。第1表では「静かに暮らしたい」とあるのに、第2表では活動的な目標が設定され、第3表はサービスで埋め尽くされている…。これは、各表を独立した書類として処理しているからです。
整合性チェックリスト
- ✔ 第1表の「総合的な援助方針」は、第2表の目標全体を包含していますか?
- ✔ 第2表の「長期目標」と「短期目標」に期間のねじれはありませんか?
- ✔ 第3表のサービス時間は、第6表の計画単位数と一致していますか?
- ✔ 第5表(経過記録)には、プラン変更の「理由」と「根拠」が明記されていますか?
💡 自分を苦しめない!目標設定のコツ
「しっかり書かなきゃ」と意気込むあまり、長期目標や短期目標を細かく設定しすぎていませんか?
目標が多すぎると、毎月のモニタリング記載が膨大になり、結果として自分自身を苦しめる原因になります。
また、「1つの課題に1つのサービス」と機械的に繋げると、全体としての統一感がない「つぎはぎのプラン」になりがちです。
できるだけ目標は統一して、シンプルで見やすいケアプラン作成を心掛けましょう。
まとめ:「書類」を作るな、「未来」を作れ
「今日のプラン作成、気が重いな…」と思ったら、ぜひこの図解を思い出してください。あなたは「事務員」ではなく、利用者の生活をデザインする「人生のプロデューサー」です。
良い脚本(プラン)ができれば、現場(ヘルパーやデイサービス)は動きやすくなり、結果として利用者さんの笑顔が増えます。それこそが、ケアマネジャーという仕事の醍醐味ではないでしょうか。
📝 脚本を書く(第1表・第2表)
第1表:基本情報と総合方針
利用者の「基本情報」を確定し、本人・家族の「意向」と、ケアチーム全体の指針となる「総合的な援助方針」を定めます。
- 連絡先の記載:主治医、家族、各事業所の名称や電話番号も記載しておくと、緊急時に非常に役立ちます。
- 朱書き修正:プランに軽微な変更があった際は、第1表に朱書きで追記・修正を行う必要があります。
第2表:課題・目標・援助内容
解決すべき課題(ニーズ)に対し、長期・短期目標を設定し、具体的なサービス内容を決定します。
ここで最も重要なのは、左側の「ニーズ」から右側の「サービス」まで、一本の筋を通すような整合性(ストーリー)を持たせることです。
⚠️ ここが最重要!不正利用を防ぐ
第2表に記載のないサービスを利用した場合、介護保険の「不正利用」となります。左から右へ、必ず矛盾なく繋げてください!
🔍 記載漏れに注意!
-
■ 福祉用具・住宅改修
「福祉用具貸与」は「用具名」と「機種名」まで必須。
※軽度者申請(例外給付)の場合もその旨を記載。 -
■ インフォーマルサービス
介護保険外の支援も必ず記載。
例:民生委員、家族、近隣、地域支援事業
📢 先輩からの助言
目標は細かくしすぎず、できるだけ統一・集約して、自分も読み手も楽なプランを心掛けましょう。
🎥 撮影と編集(第3〜5表)
第3表:週間サービス計画表
1週間の生活の流れを可視化します。「サービスが入っていない時間」の過ごし方も重要です。
第4表:担当者会議の要点
チーム全員(本人含む)での合意形成の記録です。
開催日時・場所、出席者、検討した項目、結論、残された課題。
第5表:居宅介護支援経過
モニタリング結果や調整内容を時系列で記録。「なぜ計画を変更したか」の根拠となる最重要証拠書類です。
💰 興行収入管理(第6・7表)
第6表:サービス利用票
月単位の「予定」と「実績」を管理します。
- 配布と証拠:毎月の訪問時に必ず持参して家族へ配布します(モニタリングの証拠)。
- 印鑑(サイン)の確認:自治体によっては「受領印」が必須です。ローカルルールを確認しましょう。
第7表:別表(給付管理)
費用の計算書です。区分支給限度基準額を超えていないかを確認します。
