「PHEVは長距離を走ると、結局ガソリン代が高くつくのでは?」

「寒くなり始めると、電気の効率はどうなる?」

そんな疑問にお答えする、毎月恒例の「家計収支」公開シリーズ。
今回は2025年11月度の記録です。

11月はまだ本格的な冬の前。比較的過ごしやすい日もありましたが、朝晩は冷え込む季節でした。今月は通勤だけでなく、休日には100kmを超えるドライブにも出かけました。

その結果、燃費の数字は先月(900km/L)から変化しましたが、それは「寒さのせい」ではありません。PHEV本来の「ハイブリッド走行」を使いこなしたリアルな記録を公開します。

【走行データ】燃費273.5km/L。ガソリン代はいくら?

まずはマイカー60プリウスPHEVのデータから。

今月は「EV走行」と「HV(エンジン)走行」を明確に使い分けた1ヶ月でした。

Screenshot
  • 走行期間: 2025年11月度
  • 総走行距離: 1,091 km(前月比 +4.3%)
  • 平均燃費: 273.5 km/L
  • 平均電費: 7.8 km/kWh(推定値)

ガソリン代を計算

「リッター273.5km」という数字から、実際に使ったガソリン代を計算してみます。

11月からはガソリン価格が低下しており、160円/Lで計算します。

  • 消費ガソリン量: 1,091km ÷ 273.5km/L = 約 4.0 リットル
  • ガソリン代(160円/L): 4.0L × 160円 = 約 640 円

1,000km以上走って、使ったガソリン代は640円。
やはりPHEVの経済性は圧倒的です。

なぜガソリンを使ったのか?

先月のリッター900km超えと比較すると数字は落ち着きましたが、これには明確な理由があります。
「寒くなって勝手にエンジンがかかった」わけではありません。
意図的にガソリンを使ったのです。

理由は以下の2点です。

1. 100km超えの長距離ドライブ(2回)

今月は、EV走行可能距離(満充電で70〜80km前後)を超えるドライブを2回行いました。電池を使い切れば、プリウスPHEVは自動的に「HV(ハイブリッド)モード」に切り替わり、エンジンを使用したハイブリッド車として効率よく走ります。

これがPHEVの得意分野。「近場は電気、遠出はハイブリッド」
この本来の使い方をした結果です。

2. 車両維持のための「メンテナンス走行」

ガソリンを長期間全く使わないのも車(エンジンやタンク)に良くないため、週に1回は意識的にエンジンをかけて走行させています。
車のコンディションを保つための「必要な消費」です。

60プリウスPHEVの暖房は優秀

ちなみに、暖房のためにエンジンがかかることは殆どありません。
この車は優秀なヒートポンプ式暖房を備えているため、エンジンを回さなくてもスイッチ一つで温風が出ます。おそらくエンジンをかける時よりも、早く車内は温かくなると思います。

ただし、暖房を使えばその分バッテリーは消費します。
その影響もあり、電費(電気1kWhで走れる距離)は7.8km/kWhと低下しました。
春秋の「9km/kWh前後」に比べれば明らかに電費が落ちていますね。それでもまだ優秀な数値をキープしています。

【電気代】検針期間「29日」。夜間電力でコスト抑制

続いて、自宅の電気代です。
今回の検針期間は「11月10日~12月8日」の29日間でした。

買電(電力会社への支払い)

  • 使用量: 462 kWh
  • 請求額: 11,885 円

期間が29日と短かったこともあり、支払い金額は抑えられています。
エコキュートや暖房の使用で電力量は増えがちですが、ここでも「夜間電力」が効いています。

  • 夜間使用量: 359 kWh
  • 夜間率:約 77.7%

全体の約8割を単価の安い夜間に集中させることで、電気代の上昇を防いでいます。

売電(Hanwha(ハンファ)Re:RISE 太陽光発電の収入)

  • 売電量: 394 kWh(前月 567 kWh)
  • 受取額: 5,910 円

やはり11月は日射量が下がったことで、売電額は先月の8,505円から下がりましたね。

11月分トータルの燃料費(電気代)

では、すべてを合算した11月の燃料費用です。夏から給油していないガソリン代もしっかり計上します。

項目金額 (円)
買電(支払い)11,885円
ガソリン代640円
売電(収入)▲ 5,910円
実質負担額6,615円

自宅の電気代とプリウスPHEVに使用したガソリン代を含めても、6,615円の燃料費支払いとなりました。

もしPHEVではなかったら?

燃費20km/Lのハイブリッド車で1,091kmを走った場合、ガソリン代だけで約8,700円かかります。

  • ガソリン車: 燃料代だけで約8,700円 + 家の電気代
  • 今の生活: 全部のエネルギー代で 6,615円

長距離ドライブを楽しんで、メンテナンスでエンジンを回しても、なお「ガソリン代以下」で生活全体の光熱費が賄えている計算になります。

まとめ:PHEVは「寒さ」にも「遠出」にも強い

11月の実績から言えることは以下の通りです。

  1. 燃費変化の主因は「長距離ドライブ」と「維持走行」。寒さで勝手に悪化したわけではない。
  2. 60プリウスのヒートポンプは優秀で、11月の気温ならエンジンなしで快適。
  3. 太陽光発電の売電も含めて、支出は抑えられる。

これから12月、1月と本格的な寒さを迎えます。
暖房負荷がピークになる時期、電費や電気代がどう変化するのか?
引き続き、リアルな数字を記録していきます。