こんにちは。 主任ケアマネのMamoruです。
現在、居宅介護支援事業所の管理者として働いていますが、過去には特養等での介護職としての経験もあります。
私は仕事柄、担当のご利用者様のモニタリングのため、毎月住宅型有料老人ホーム等の高齢者施設を訪問します。 多くの施設に出入りしていると、玄関先に立った瞬間に「ある決定的な違い」に気づきます。
それは、
「日中から外への扉が常に施錠され、自由に出入りができない施設」か?
「自由に出入りできる開放的な施設」か?
という違いです。
もちろん、入居者見守りのための安全確保など理由は様々あるでしょう。
しかし、ふと考えてみてください。
もし自分が将来入居するとしたら?
あるいは、自分の親を入居させるとしたら?
あなたは、どちらの施設を選びますか?
恐らく、多くの人が「自由に出入りできる施設」を選ぶはずです。
そして、これは働く職員にとっても同じです。
「入居者の自由」が制限されている職場は、得てして「職員の自由」も制限されていることが多いのです。
今日は、管理者という立場からは普段大きな声では言えませんが……
そんな閉鎖的な環境に閉じ込められないために、
「リスクゼロで他施設のリアルを覗き見る(潜入捜査する)」賢い方法についてお話しします。
あなたは「処遇改善加算」の人質にされていませんか?
「職員の自由が制限されている」 これには、精神的な意味だけでなく、金銭的な拘束も含まれます。
ズバリ聞きます。
あなたの職場の「処遇改善加算」は毎月の給料として確実に貰えていますか?
それとも、「夏と冬の一時金(ボーナス)」として払われていませんか?
もし後者であるなら、あなたは施設にとって都合のいい「人質」にされています。
2024年6月、ルールは変わりました
「処遇改善加算はボーナスで払ってもいい」 そう思っている経営者は、勉強不足か、あるいはあなたを騙そうとしています。
実は、2024年(令和6年)6月から制度が一本化され、「新加算(介護職員等処遇改善加算)」がスタートしました。 ここで国は、「月額賃金改善要件」という新しいルールを設けています
これは簡単に言うと、「加算の『ベースアップ相当分』は、ボーナスではなく、必ず『毎月の給料』として配分しなさい」という命令です。
厚生労働省の資料にも、はっきりとこう書かれています。
「現在、加算による賃金改善の多くを一時金で行っている場合は、一時金の一部を基本給・毎月の手当に付け替える対応が必要になる場合があります」
つまり、国は「ボーナス払い(人質運用)をやめて、毎月の給料を安定させろ」と言っているのです。

「あと半年待たないと損をする」という罠
それなのに、あなたの施設が未だに「全額ボーナス払い」にこだわっているとしたら……理由は一つしかありません。
「ボーナス支給日までに辞めたら、これまで働いた分の加算は払わないよ」という無言の圧力をかけるためです。
- 「もう辞めたい。でもあと3ヶ月我慢すれば一時金の20万円が入る……」
- 「今辞めたら、半年間頑張って積み上げた分がタダ働きになる……」
こうやって職員を縛り付けるのが「一時金払い」の正体です。
ここで、私が仕事で訪問する中で見ている、「職員が定着している優良施設」の給与事情をお話しします。
経営体力のあるまともな法人は、国の処遇改善加算をすべて「毎月の給料」として上乗せして払っています。
「えっ、じゃあボーナスはないの?」 と思いますよね。
違います。
そういった施設では、国の加算とは完全に別に、施設本来の事業利益から「基本給の○ヶ月分」という正当なボーナスを支払っているのです。
私の職場ももちろんこの支払方法です。
明確な違いはこれです。
- ⭕️ 職員が辞めないホワイト施設
毎月: 基本給 + 諸手当 + 処遇改善加算(満額)
賞与: 会社の利益から支給(基本給×3.0ヶ月分など) - ❌ あなたを人質にしている施設
毎月: 基本給のみ(安い)
賞与: 実はただの「処遇改善加算」の積立金(本来の賞与はゼロ)
つまり、あなたが「ボーナスだ!」と思って喜んでいたお金は、実は国から支給された手当を、経営者が半年間隠し持っていただけの可能性があります。
もし、求人票の賞与欄に「※処遇改善加算を含む」なんて小さな文字が書いてあったら……それは経営者からの「ウチは身銭を切ってボーナスを払う気はありません」という自白です。
でも、焦って転職してはいけません
もしあなたが働いている職場が合致したとしても「そんな職場、辞めてやる!」 と、いきなり退職届を出したり、転職サイトに登録するのは危険すぎます。
なぜなら、次の職場もまた、同じような「見せかけのボーナス」の施設かもしれないからです。
求人票やホームページには、その施設の「良いところ」しか書かれていません。
人間関係がドロドロでも、サービス残業が横行していても、求人票には「アットホームな職場です」と書かれています。
私たちケアマネジャーが施設を訪問する時と同じで、外の人には「よそ行きの顔」しか見せてくれないのです。
では、どうすれば「転職して失敗した…」という後悔をゼロにできるのでしょうか?
答えは一つ。
面接や見学ではなく、「実際にそこのスタッフとして1日だけ働いて、内部のリアルな情報を確かめること」です。
そこで提案したいのが、「もし私が今、職場探しをするとしたら、絶対に使う」という以下の方法です。
面接なし・履歴書なしで、1日だけ働ける「カイテク」
それが、「カイテク」というアプリです。
これは一言で言えば、「面接も履歴書もなしで、好きな施設で1日だけ働けるアプリ」です。
通常、他の施設の内部を知るには「面接」に行くか「見学」を申し込むしかありません。
しかし、それでは本当の姿は見えませんし、断るのも気まずいですよね。
このアプリなら、そんな心配は無用です。
- 給与のリアルが聞ける: 休憩時間などに「ここ、処遇改善は毎月つきますか?」とスタッフにこっそり聞けば、求人票にはない真実が分かります。
- 職場の空気が分かる: 冒頭でお話しした「玄関の鍵」と同じくらい、職員の表情は明るいか? 挨拶はあるか? 自分の目で確かめられます。
- 嫌なら二度と行かなくていい: 「ここは合わない」と思ったら、次から申し込まなければいいだけ。履歴書を出していないので、傷もつきません。

つまり、「お金をもらいながら、堂々と職場見学(お試し入社)ができる」のです。
「怪しいアプリ」ではありません
「アプリで単発バイトなんて、変な施設に行かされるんじゃ…?」 そう不安に思う方もいるかもしれません。
安心してください。この「カイテク」は、国(総務省や経済産業省)から賞をもらっている、とても信頼できるサービスです。 登録されている施設も、ちゃんとした運営をしている法人が多いです。
【重要】「有資格者」だけの特権です
このアプリは、誰でも使えるわけではありません。
「介護福祉士」や「看護師」「ケアマネジャー」などの国家資格を持っている人だけが使えます。
そのため、登録する時に「資格証の写真」をアップロード(本人確認)する必要があります。
「ちょっと面倒だな」と思うかもしれませんが、これがあるからこそ、素人が入ってくることなく、私たちプロが高い時給で働けるようになっています。
この本人確認は、あなたの資格の価値を守るためのものです。
▼ リスクゼロで「隣の芝生」を見てみる
登録は無料です。まずは近所の施設の時給を見るだけでもOKです。
※登録しても、今の職場に通知がいくことはありません。
逃げ道を確保すれば、心に余裕ができる
私が毎月訪問する有料老人ホームでも、玄関が開かれている施設は、中の空気も循環していて気持ちが良いです。 あなた自身のキャリアも同じです。
一つの場所に閉じ込められて「人質」になるのではなく、外の世界を見る扉を、自分自身の手で開けてみてください。 その「鍵」は、すでにあなたの手の中にあります。
まずは資格証を用意して、本人確認まで済ませておくことをお勧めします。(※本人確認が終わらないと、具体的な求人の内容が見られないためです)
私も管理者の立場として、地域の時給相場をチェックするために時々見ていますが、非常に使いやすい仕組みになっています。
【警告】「潜入」を成功させるためのリスク管理
最後に、管理者としてもう一つだけ、大事な忠告をしておきます。
この「潜入捜査」は強力な手段ですが、あなたの身を守るために、以下の3点は必ず守ってください。
1. 「住民税」の扱いに注意する(会社バレ対策)
副業が会社にバレる最大の原因は、「住民税の通知」です。
本業の給料に副業分の収入が合算され、住民税額が跳ね上がると、経理担当者に「あれ?この人、給料の割に税金が高いな」と怪しまれます。
- 対策: カイテクで稼いだ分が年間20万円を超える場合は確定申告が必要です。
その際、住民税の徴収方法を「普通徴収(自分で納付)」にチェックすることで、会社への通知を防げる場合があります。(※ただし、給与所得の場合は自治体によって対応が異なるため、必ず管轄の役所や税務署に確認してください) - 鉄則: 年間20万円以下に抑えて「お小遣い程度」にしておくか、あるいは「誰にも言わない」を徹底してください。
2. 「ここだけの話」は絶対にしない
他の施設に行くと、つい「ウチの施設ではこうなんですけど…」と、今の職場の内部事情や利用者様の情報を喋りたくなります。
しかし、これはプロとして絶対にNGです。
介護業界は狭いです。
「○○施設のスタッフが、外部で内部情報を漏らしている」という噂はすぐに回ります。
あくまで「勉強させていただく」という謙虚な姿勢で、口チャックを徹底してください。
3. 「潜入」を目的にするな
目的はあくまで「今の職場と比較すること」や「逃げ道(選択肢)を確保すること」です。
アプリで稼ぐことに夢中になって、本業の夜勤中に居眠りをするようなことがあってはいけません。
「いつでも辞められる準備」をしつつ、「今の仕事もきっちりこなす」。
これが、私たちプロフェッショナルの流儀です。


